今週は地縄張りをしてきました。
地縄というのは、家の配置計画通りに実際の土地に縄を張ることです。
縄とは言いつつも実際はビニールロープですが。
地縄を張ることでお施主様に配置を最終確認していただいたり、地盤調査や基礎工事の目安にすることができます。

ただビニールロープを張るだけなので簡単そうに見えますが、なかなか手間がかかりますし大切な作業です。
まず、正確な配置を測りださなくてはなりません。
土地の境界にある杭を基準に家の計画位置を測りだすのですが、これがなかなか手間がかかるんです。
土地もキレイな四角形とは限りません。
というよりも90度の角がある四角形の土地の方が珍しいです。

そしてもちろん家はピッタリ90度の角でなくてはいけません。
90度に縄を張るために、対角線の長さを計算して2点からの距離を測ります。
家は基本的に尺モジュールと言って3尺(91㎝)を基本の長さとしているので、家の幅や奥行きは91㎝の倍数になります。
ただ、その対角線はミリ単位の半端な数になりますので、現場で正確に測るのは簡単ではありません。
これを家のサイズで作業すると、微調整をしながら土地の端から端を行ったり来たり、立ったりしゃがんだり。
地味ながら体力も必要になる作業ですが、今回はちょうどいい季節で良かったです。

つくばの工務店ベースポイントの地縄張りの写真

この作業は1人でもできるのですが、2人いると大幅に作業効率が向上するんです。
そんな時は妻と一緒に2人で作業します。
普段はモデルハウスでの応対がメインの妻ですが、地縄張りや清掃など現場での作業もしてくれます。
なかなか現場でお客様に合うことの少ない妻ですが、実は陰で活躍してもらっています。

そして地縄張りあるあると言えば、「家が小さく感じる」です。
家が建てば決して小さくないのですが、地縄の状態だとどうしても小さく感じてしまうんです。
ここがリビングで、ここがお風呂…と見ていくとまるでおままごとサイズのよう。
私たちは慣れていますが、初めて見るお客様は不安に感じる方もいらっしゃるとお思います。
家は完成すればしっかり広く感じますので安心してくださいね。

土地や建築の申請手続きにもう少し時間がかかりそうですが、まずは地縄張りから現場作業スタートです。
草も元気な季節になりましたので、続いて草刈りもしなければ。
着工を楽しみに、準備を進めていきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
茨城県で注文住宅を建てるベースポイントの代表者
坪野 隼太

設計から現場監督まで家づくり全般を担当してます。

趣味はファミリーキャンプとパン作り。

最近はプロバスケ「茨城ロボッツ」のにわかファン。