わが家の子どもは文化系の姉とアウトドア派の弟という組み合わせ。
2人はとても仲良しですが、やりたいことがバラバラだったりします。
夏休みが始まり弟くんは「海へいきたい!」と騒ぎ、お姉ちゃんは「えーなんでー」と気が進まない様子。
でもわが家は文化系イベントもアウトドアイベントも家族全員参加スタイルなので、お姉ちゃんも含めみんなで海水浴へ行ってきました。

弟くんは到着するや否やさっそく海へ。
とは言っても弟くんも泳げるわけではないので浮き輪を頼りながら頑張ってバタ足の練習を。
お姉ちゃんは「水が冷たいー」と言いつつ浅瀬で水遊び。
それぞれのスタイルで海を楽しみます。

最初は姉弟のテンションに差がありましたが、だんだんと仲良く遊び始めました。
そうするとお姉ちゃんも気づけばしっかり深い所まで入っていきます。
海水浴場に用意された浮き島を目指し「あそこまで行ってみよう!」と姉弟でチャレンジ。
夢中で浮き島を目指しているうちに、2人とも進むコツをつかんで随分と上達していきました。
私も付き添いながら浜と浮き島を何往復も泳いでヘトヘトですが、姉弟そろって楽しんでくれて何よりです。

うちの子たちのあるあるの光景ではあるのですが、最初は気が進まなくてもやり始めると意外と夢中で遊んでたりします。
実際にやってみないと分からないことってありますよね。
特に子どもは経験が少ないので想像がつかないことも多いので、いろんな場を経験させてあげたいなと思ってます。
2人とも慎重派なので新しいことに積極的ではないんですが、やはりまずはやってみることが大切ですね。

地震に耐え続けるために

建築については計算やシミュレーションをしたり想像を巡らせたりもしますが、やはりやってみないと分からないこともあります。
その一つが地盤調査です。

その土地が元々は山だったのか畑だったのか田んぼだったのか。
こういった情報から地盤の傾向は予想することはできますが、実際に調査してみないと地盤の強度はわかりません。
だからいつも地盤調査の時はドキドキしてしまいます。

常総市で耐震等3の家を建てるための地盤調査の現場写真

今回の土地は畑です。
けれどすぐ近くには田んぼがあり、その先には川もある。
水の多い地域なので地盤改良の可能性も考えていました。
地盤調査の結果、安定した地盤が確認できましたので地盤改良なしで基礎工事を施工できます。
費用のことを考えると、地盤改良が不要でホッとしました。

地盤調査には写真のような専用の機械を使用します。
機械でドリルを回転させながら地面を掘っていき、地中の状況を調査します。
地面の下には様々な地層がありますので、柔らかい層や硬い層が重なっています。
数メートルで硬い層に当たるときもあれば、十数メートル掘り進むこともあります。
大切なのは深さだけではありません。
粘土の層もあれば砂の層もあったりと、地層の構成についても調査しています。

そんな情報を元に算出された地盤の強さと、耐震等級3となるよう計算した家にかかる負荷を照らし合わせます。
いくら耐震性能に優れる家を設計をしても、それを支える地盤が無ければ意味がないですからね。
地震の力が家の一点に集中してしまう設計だと、地盤の方にもそれ相応の強度が求められます。
逆に地震の力をバランスよく分散させるような家を設計すれば、地盤面への負荷も分散されます。
高い耐震性能が必要であることは当然ですが、その中でもさらにバランス良く設計することが大切です。
負荷を集中させないことで家の耐久性も向上し、安心が続きます。

地盤の数値は調査をやってみないと分かりませんが、運任せにするのではなく事前の計画や準備が大切です。
着実に家づくりを進めていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
茨城県で注文住宅を建てるベースポイントの代表者
坪野 隼太

設計から現場監督まで家づくり全般を担当してます。

趣味はファミリーキャンプとパン作り。

最近はプロバスケ「茨城ロボッツ」のにわかファン。