先週は夏休みをいただいて家族の時間をゆっくり楽しみました。
わが家の夏休みの目玉はキャンプ。
アクティブ派の弟くんはもちろん、あまり出掛けたがらない文化系のお姉ちゃんもキャンプは大好きです。
タイミングが合えば年に何回かはキャンプへ行っています。

近所のキャンプ場へ行くこともありますが、真夏はさすがに暑いので標高の高いキャンプ場へ行ってきました。
夏の暑さは年々厳しさを増していますが、標高1,500mくらいになるとだいぶ涼しく過ごせます。
昼間は日差しも強いので暑さはありますが、湿気も少なく夜には気温もぐっと下がるので心地いい気候です。
やはり自然の中でリラックスして過ごすのは豊かな時間ですね。
焚火を眺めている時間は最高の贅沢です。

近年のキャンプブームは陰りを見せているというニュースがありましたが、どこのキャンプ場もにぎわっています。
見渡せば往年のベテランキャンパーさんからオシャレで可愛いキャンパーまで、キャンプのスタイルは人それぞれ。
個性豊かなキャンプサイトを眺めるのも楽しみの一つです。

わが家のキャンプスタイルはというと、なるべく少ない装備でできるだけ楽しむことを目標にしています。
キャンプ道具はかさばりますが、車に積めるだけ積むことはせず極力減らそうと思っています。
限られた装備でなるべく利便性や快適性を考えていくのが楽しいのです。
だから道具選びもなるべくシンプルなものになっていきます。
テントもなるべく少ないポールで建てられるものにしたり、調理機器も汎用性や耐久性が高い物を選びます。
シンプルな道具を環境に合わせてアイデアを駆使しながら上手に使えた時は本当に楽しいです。

キャンプ道具はお手入れも大切です。
シンプルな道具たちだからこそ、お手入れ次第で良くも悪くもなっていきます。
調理に使うスキレットやダッチオーブンといった鋳鉄製の道具は火を通して油を染み込ませるごとに成長していきます。
成長すれば焦げ付きやくっついたりすることがなくなっていき、更に使いやすい道具になっていきます。
テントやタープはしっかりと汚れを落とし乾燥させてから収納しなくてはいけません。
家に帰ってからキャンプ道具をまた広げるのは手間でもあるのですが、大切なメンテナンスです。

こうした道具のお手入れが以前は面倒くさいと思うこともありましたが、今ではお手入れ自体も楽しくやっています。
昔、所ジョージさんが「散らかっているから片付けるのではなく、次回すぐに遊べるように片付けておくんだ」というようなことを言っていました。
本当にその通りで、キャンプの後始末というよりも次回のキャンプの準備という感覚で楽しんでいます。
こういう風に収納しておけば次回はもっと便利かな?とあれこれ想像しながら作業しているとついつい夢中になってしまいます。
祭りの本番はもちろん楽しいけど準備もワクワクして楽しいというあの感じです。
おかげさまで充実した夏休みを過ごせました。

今回は夏休みのことを気軽に書いていたのですが、いざ書いてみると自分の傾向に気が付きますね。
キャンプでは最小限のシンプルな装備でできるだけ快適に楽しみたいと思っています。
家づくりでもそれは同じで、なるべくシンプルで長持ちする家をつくり、快適で楽しい暮らしをして欲しいと思っています。
あまり意識していませんでしたが、遊びも仕事も自分の考え方が反映されているようです。

建築現場の整理整頓についてもキャンプと同様に考えればもっと楽しく取り組めるかもしれないですね。
当然今までも現場の片付けはしていますが、意識が変わればもっと創意工夫やアイデアが生まれそうです。
リフレッシュできたので気分も新たに家づくりに邁進したいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
茨城県で注文住宅を建てるベースポイントの代表者
坪野 隼太

設計から現場監督まで家づくり全般を担当してます。

趣味はファミリーキャンプとパン作り。

最近はプロバスケ「茨城ロボッツ」のにわかファン。