時の流れは早いですね。
子どものころはあれだけ長かった1年間が最近ではあっという間です。
「ちょっと前」が5年前、10年前になってきました。
昔はこういう話を聞くと「そんなの大げさでしょ」なんて思っていましたが、本当にそうなるもんですね。

先日うちの娘が誕生日を迎えました。
ついこの間生まれたばかりだと思っていたのに、そろそろ思春期です。
オムツ交換をしたり、離乳食を食べさせたり、寝かしつけたり。
目が離せないので大変な時もありましたが、どれもいい思い出です。

たったの10年ちょっとのことですが、濃密でたくさんのできごとがありました。
10年前に現在の状態を想像できたかというと、まったく想像できていませんでしたね。
そう考えると、10年後はどうなっているんだろうと思います。
子どもたちも独立しているかもしれませんし、全然想像がつきません。
振り返るとあっという間の10年ですが、予想もできない10年でもあります。

茨城県の工務店ベースポイントのモデルハウス写真

先日お客様と「暮らしと住まいのワークショップ」を行いました。
一般的に言うヒアリングに相当するものですが、ベースポイントではワークショップとして実施しています。
一般的には希望の間取りやデザインをヒアリングするのですが、私たちの場合はお茶会といった雰囲気で家族や趣味などを中心にお話します。
お客様のお話を聞くだけでなく私たち夫婦や家族のこともお話しますので、本当にただのお茶会のようです。

ワークショップには私たちも夫婦で参加するのですが、私も妻もいつもワークショップが楽しく、大好きな時間です。
ワークショップ後、お客様からも「楽しくお話できてあっという間の時間でした」とメッセージをいただけて一安心。
楽しんでいるのは私たちだけではないようです。笑

ワークショップでご家族の様子や趣味についてお話するのはとても楽しいですし、言葉では言い表せない空気感がにじみ出てくる感じがするんです。
そして、その空気感を大切にして家づくりに活かしたいと考えています。

お客様の10年後の状況はご本人にも私にもわかりません。
でも「こうなっているに違いない」と決めつけてしまうよりはいいと思います。
10年後、20年後、30年後はどうなっているかわからない、ということがわかることが大切だったりします。
目に見える「今」だけを基準に家づくりを進めてしまえば、いずれ変化が生じた時に暮らしにくい家になってしまうでしょう。

10年後の姿は想像できませんが、住まい手さんの醸し出す空気感というのはそんなに変わらないのではないかと考えています。
だからこそワークショップでは住まい手さんの空気感を出していただき、それを元に家づくりを進めます。
ぼんやりした話になってしまうのですが、空気感が宿るかどうかが家の心地よさに影響すると思うのです。

家族のこれからは想像もつかないことで溢れていると思いますが、だからこそ楽しいのでしょうね。
この先、いろんなできごとがあり、いろんな変化があるはずです。
どんな時にも住まい手さんに寄り添えるような家をつくりたいと思っています。
そして、その家で心地よくくらしていただき、たくさんの思い出が生まれたら嬉しいです。
そんな家づくりができるよう頑張っていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
茨城県で注文住宅を建てるベースポイントの代表者
坪野 隼太

設計から現場監督まで家づくり全般を担当してます。

趣味はファミリーキャンプとパン作り。

最近はプロバスケ「茨城ロボッツ」のにわかファン。