先日、2回ほど小学校へ行く機会がありました。
1回は子どもたちの運動会。
親に似てそんなに運動が得意という訳ではない子どもたちですが、それぞれ運動会を楽しみにしていたようです。
娘はダンスを楽しみに、息子は徒競走を目標にしていました。
特に息子は徒競走の練習をするたびに今日は何位だったと報告をしてくるくらい。
私自身は徒競走は全然ダメだったので、心配しつつ息子を応援へ。
結果、しっかりと走ることができ先頭でゴールテープを切ることができました。
初めての一等賞で本人が喜んでいる姿を見れて、私もホッとしました。
自分の力で目標を達成できたことがきっといい経験になったと思います。
運動会の他に小学校へ行ったのはちょっと違う目的です。
ある日、娘が学校からキャリア教育ボランティア募集のお手紙を持ってきました。
キャリア教育というのは、子どもたちが将来の仕事について考えるための教育だそうです。
そのキャリア教育の一環で今回は生徒たちの父母から仕事について話を聞く機会を設けたいとのことで、その講師として参加できる父母を募集していました。
私はもともと学校という場所が得意ではないこともあり、そういう場を避けてきたタイプです。
今回は妻から「娘ちゃんがお父さんに来て欲しいって言ってたよ」と聞き、それならばと参加を決めました。
学校を避けてきた意識よりも、ツンデレな娘に来て欲しいと言われた喜びが上回りましたね。
私が娘に「そんなに来て欲しいなら行くよ!」と伝えると、娘は「そんなに言ってないし、来なくても大丈夫」とつれない返事。
相変わらずですが、そんなこんなでキャリア教育に参加してきました。
当日は私を含めて6名の父母が参加しました。
研究員、栄養士、看護師などのバラバラの職業の方がブースに分かれ、生徒たちが各ブースをまわるというスタイル。
1回20分程度のやり取りを何回か行いました。
短い時間ではありますが、どんな仕事なのか、仕事をする上で大切にしていること、などを伝えてきました。
馴染みのない「工務店」という職業を知ってもらうために図面やパース、現場写真などを見せながら話しました。
特にイメージパースと完成写真の近さには「おぉー」という声もあがり、楽しく聞いてもらえた様子。
1軒の家をつくるためにはたくさんの職人さんが関わることについてもお話し、自分が知らない仕事が数多くあることにも気づいてもらえたと思います。
基礎をつくるにも、基礎屋さん、生コン屋さん、ポンプ屋さんの協力が必要です。
あとはベースポイントらしく地域の木材を使う意義についても少しだけお話を。
理科で学習した光合成についても絡めて説明すると意外と鋭い質問もあり、しっかりと聞いてくれたようです。
子どもたちと話をすることもないので、私としてもいろんな学びがありました。
娘のおかげで貴重な経験をすることができ感謝です。
新しいことに取り組むチャンスがあったら積極的にチャレンジした方がいいですね。
こうして子どもたちに工務店についてお話した翌日は、工務店の基本となるセミナーを受講してきました。
技術的な話やマーケティング的な話ではなく、工務店が担う社会的な役割についてのセミナーです。
過去にも同じセミナーを受講しているのですが、毎年参加しています。
工務店として良い家をつくるのは当然ですが、その先の社会や自然のことまで考えていなければなりません。
社会や自然というと大きなテーマに聞こえますが、小さな工務店だからこそ貢献できることがたくさんあります。
家を建てるお客様はもちろんですが、その他の人にとっても存在意義のある会社になりたいと考えています。
子どもたちのためにも、より良い会社のあり方や家づくりを目指し取り組んでいきたいと思います。
設計から現場監督まで家づくり全般を担当してます。
趣味はファミリーキャンプとパン作り。
最近はプロバスケ「茨城ロボッツ」のにわかファン。