年月を重ねるごとに味わい深く美しくなる、愛着のわく家
愛着を持てる家をつくるために大切なAging「経年美化を楽しむ」をご紹介します。
家は人生最大と買い物と言われているように、家を建てることは一大決心だと思います。
けれど、家づくりは建てて終わりではありません。
家づくりは数年ですが、その家での暮らしはずっと続きます。
多くの人が新築時の家にはワクワクしていると思いますが、その想いは30年後も続いているでしょうか?
30年経っても全く変化しない家などありません。
傷や汚れもあるでしょうし、大なり小なりメンテナンスも必要になります。
その時に手間やお金が無駄だと思うのか、愛着をもってお手入れができるのか。
もちろん、愛着を持って欲しいと願っています。
ただ、新築時がピークでだんだんと劣化していく家では、30年後に強い愛着を持っているのは難しいかもしれません。
わたしたちベースポイントがつくるのは、新築時よりも30年後に愛着が持てる家です。
住まい手が丁寧に暮らしていくことで、家は成長します。
年月を経るごとに美しく変化していく家を、愛着を持って育ててください。
- 無垢材
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柔らかく温かい、無垢材の家。
無垢材とは、木から切りだして乾燥させた木材のことです。
一般的にイメージする木材は無垢材だと思います。
しかし、現在の住宅では無垢材よりも「新建材」を使用するのが主流です。
新建材とは、いわゆる合板フローリング材やビニールクロスなどを指します。
例えば、ほとんどのアパートの床は合板フローリング材です。
木目調の床が張ってあるケースが多いですが、それは表面だけなのです。
数ミリの厚さの薄い板を複数枚重ねて接着し、表面に薄い木材または木目をプリントしたシートを張ってあるものなのです。
特徴としては、価格が安く施工しやすいといったメリットと、硬くて冷たい足ざわりというデメリットがあります。
わたしたちは合板フローリングやビニールクロスは使用いたしません。
品質にこだわり選んだ茨城県産の無垢材を中心に使います。
無垢材は、柔らかく温かいのが特徴です。
柔らかいがゆえに傷になりやすかったり、日に焼けていくことで年月を経るごとに色味が濃く変化していくという特徴もあります。
この変化を嫌う人には無垢材は向かないかもしれませんが、この変化こそが無垢材の魅力です。
傷や色味の変化などが味わいとして積み重なっていくのです。
そしてだんだんと味わい深く変化することで、家が新築時よりも成長して魅力的になるのです。
いつまでも愛着を持って暮らせる家をつくるためには、無垢材は欠かせません。
ベースポイントの家で使用する無垢材については構造躯体の基本仕様ページをご覧ください。
- 木製サッシ
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外部を心地よく取り込む木製サッシ。
家づくりに欠かせない窓サッシ。
かつてはアルミサッシが主流でしたが、高性能化の流れの中でアルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシへと変遷してきました。
窓サッシを選定する上で欠かせない条件が断熱性能です。
断熱性能の観点から言うと、アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシはお勧めできません。
これからの家づくりには樹脂サッシ以上のものが最低限必要です。
わたしたちの使用する木製サッシの断熱性能はというと、国産の樹脂サッシと同様もしくはそれ以上の性能を備えています。
しかし、木製サッシにこだわる理由はこれだけではありません。
窓の大きな役割として、外の景色を取り込むことがあります。
外部環境の良い所だけを切りとるように、窓から取り込むと空間が広がります。
この時、景色を最も美しく切り取れるのが木製サッシなのです。
景色そのものも大切ですが、切り取る「額縁」によってその価値が大きく変わります。
そして、その額縁自体も経年変化をすることで更に美しくなっていきます。
木製サッシが内と外を美しくつなぎます。
ベースポイントの家で使用する木製サッシについては窓の基本仕様のページもご覧ください。
- 庭
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景色をつくり、季節を感じる庭。
最近の家は、あまり庭をつくらなかったり、木を植えないケースが多いようです。
庭は手のかからない人工芝を敷いたり、木を植えたとしてもシンボルツリー程度。
お手入れが面倒だから草木を植えないという人が増えているようです。
わたしたちは、庭は家づくりに欠かせない要素だと考えています。
庭で遊んだりBBQをしたりという楽しみももちろんですが、それ以上の理由があります。
庭をつくるということは、窓から見える景色をつくるということなのです。
いくら南面に大きな窓を設けても、駐車場と道路が見えるだけではカーテンを閉めたくなります。
庭によって他人の視線を遮り、美しい景色をつくればカーテンを開け放って暮らせます。
そうして窓から外部を取り込むことで、室内空間にぐっと広がりが生まれます。
例えば16帖のLDKだとしても、それを30帖以上に広げることもできるのです。
いきなり完成された庭をつくる必要はありません。
小さな苗木の成長を見守るのも楽しみの一つです。
草木の成長や季節の移ろいを感じることが豊かな暮らしにつながりますので、庭を完成させることやその状態を維持することを意識しすぎる必要はありません。
一番身近な自然として、愛着を持ってお手入れできれば問題ありません。
都心の狭小地では難しいかもしれませんが、茨城県に家を建てるなら庭もセットで考えましょう。
家自体をコンパクトに建てて、空間を庭まで広げることが心地よい家づくりのコツです。
ベースポイントでは、家づくりと一緒に庭づくりをお勧めしています。
ベースポイントのBASE