わが家の娘はピアノを習っています。
私も妻もピアノが弾けるわけでもなく、特にピアノを習わせたいと考えていた訳でもなかったのですが本人の希望で習い始めました。
かれこれ5年ほどはピアノ教室へ通っていますが腕前は…?
まぁそれもそのはず。
ピアノ教室は週に1回30分で、彼女がピアノに触れているのはその時くらい。
これではなかなか上達しないでしょうね。
それでもピアノがまったく弾けない私から見ると、しっかり両手で弾いていてすごいなと親バカな感心をしてしまいます。

彼女としてもピアノを弾いている時は楽しいそうです。
ただピアノを楽しみたいだけで、発表会などには関心がないようで。
ピアノ教室の先生も優しく楽しくピアノを弾かせてくれる方なので、とても相性良く楽しめているようです。

半年に1回は発表会もあるのですが、そんな先生の元でのびのびと弾いている生徒たちなので本当に個性豊かな発表会に仕上がっています。
バリバリ弾いている子や楽しく盛り上げたい子もいれば、拙くても一所懸命に演奏する子もいて。
競い合うような雰囲気はなく、皆それぞれの楽しみ方をしている発表会です。
切磋琢磨する場も大切ですが、こんな場があってもいいですよね。

うちの娘は発表会にあまり関心が無いので、過去にはボロボロの演奏で参加したこともありました。
その時はメロディーもよくわからず前衛的な演奏に仕上がっていました…。
本人の名誉のためにお伝えしておくと、その曲があまり好きになれなかったようで、それ以外の発表会ではそこそこ上手に弾いてます(親バカ目線)。

先日も発表会があったのですが、今回は家でも練習をしていました。
母親に言われてようやく直前にちょこちょこと練習しただけではあるのですが、やり始めるとなかなか集中している様子。
その練習の成果なのか、発表会でも無事に演奏できました。
難しそうな曲でしたが自分で選んだ好きな曲だったので頑張れたのかもしれませんね。
本人は発表会を好んではいないようですが、こういう節目があると少し気持ちにも変化があると思います。
成長できる良い経験になったように思います。

先日、工事の方でも節目を迎えました。
新たに着工する現場にて地鎮祭を行いました。
前日は少し天気が崩れていましたが、一転して好天に恵まれました。
好天すぎて朝から30℃越えと厳しい暑さでした。
夏本番を前に既にこの暑さ…地球温暖化をどうにかしなくてはなりません。

最近では地鎮祭を行わない方も増えてきたと思います。
地鎮祭は宗教的なお祭りなのでそれぞれの信仰によってもやる・やらないの判断をされることでしょう。
私は初詣も行ったり行かなかったり程度なのであまり関心が高い方とは言えないのですが、こうした節目は大切だと思っています。
これから着工するにあたり気持ちが引き締まります。

若い世代がこうした儀式に関心が持ちにくい原因の1つに、「何かを唱えているけど何をやっているかわからない」という部分があるのではないでしょうか。
神主さんがいろいろやっている風景は見覚えがあっても、内容まではわからないという方が多いと思います。
地域や神主さんによってやり方も異なることがあるのがさらに難しい部分です。

基本的にはお施主様がお付き合いのある神社等があればそちらにお願いするのですが、特にお付き合いが無い場合は弊社でご紹介しています。
弊社でお願いしている神主さんは柔軟な考え方をされていて、地鎮祭のときもお施主様へ様々な気配りをしてくださいます。
地鎮祭の流れや意味合いを解説しながら進めていただけますし、今回のような暑い日は何よりも参加者の体調を最優先に。
こうして書くと当たり前のように思われるかもしれませんが、神社関係は歴史が長いだけに難しい側面もあるんですよね。
そんな業界において伝統を守りながらも柔軟に対応することにはとても意味があると思いますし、ありがたいことです。
お気遣いのおかげで、お施主様にとっても私にとっても良い地鎮祭となりました。

いよいよ工事が始まりますので、気を引き締めて進めていきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!
茨城県で注文住宅を建てるベースポイントの代表者
坪野 隼太

設計から現場監督まで家づくり全般を担当してます。

趣味はファミリーキャンプとパン作り。

最近はプロバスケ「茨城ロボッツ」のにわかファン。