【概要】
2階建て+小屋裏スペース(延床面積:32.3坪)
【間取り】
1階:土間収納、LDK、トイレ、洗面、浴室、サンデッキ。
2階:夫婦の寝室とウォークインクロゼット、子供部屋を2部屋、トイレ。
小屋裏スペース:2階から階段で行くことができます。
大容量でカッコイイ土間収納
玄関には土間続きの大きな収納スペース。
靴が好きなご主人のコレクションもたっぷり収納できますし、アウトドア用品までたっぷり収納可能です。
土間収納は外で使うアイテムを収納することが多いので、汚れ対策も欠かせません。
収納棚の奥面はクロス貼りにせず、OSBという板を張っています。
OSBは汚れが目立ちにくいだけでなく、デザイン的にもアクセントになるので土間収納にオススメです。
この土間収納は通り抜けることができるので、家族玄関としても利用可能です。
土間収納を通り抜けた先はキッチンへと続いています。
木の質感を生かしたシンプルなLDK
無垢材の床や梁と珪藻土の壁。
自然素材の質感を生かしたシンプルな空間です。
照明機器もシンプルなデザインで統一して、ペンダントライトをダイニングのアクセントにしています。
キッチン周りの造作棚も大工さんの手作りで雰囲気を統一しています。
キッチンの手元を隠すだけでなく、使い勝手の良い棚も設けて機能的なつくりになっています。
使い込むごとに味わい深くなる木製キッチン
シンプルデザインで統一したLDKには木製キッチンを採用。
自然素材の家に馴染んでいますが、埋もれることなく存在感のあるキッチンです。
水や油汚れにも強い加工がされていますので、木製キッチンも気にせず使い込むことができます。
さらに、家と同じように経年変化していきますのでだんだんと味わい深くなっていくのも特徴です。
キッチンの奥にはたっぷりサイズのパントリーもあります。
シンプルな家なので気が付きにくいのですが、収納はたっぷりと確保しています。
無駄のないデザインと機能性を両立しています。
竹の床と木の洗面化粧台
リビング横にある洗面脱衣室。
もちろん仕切りの引き戸はありますが、リビングから見えることも考えたデザインに。
水濡れが想定される洗面脱衣室の床にはウレタン塗装した竹材を採用。
階段下を活用したトイレ
階段下のスペースを利用したトイレ。
階段の高さの関係で天井の一部が変則的になっていますが、人が通り歩きする場所ではないので影響はありません。
ペーパーホルダーの横にある扉は、階段下を利用した収納スペースです。
掃除道具やトイレットペーパーの予備までしっかり収納できるスペースがあります。
光と風を通す通路スペース
リビング階段を上がると開放的な柵が印象的な吹き抜けがあります。
階段や廊下をただの通路として考えるのではなく、家全体をつなぐために必要な部分だと捉えることが大切です。
空間をつなげることでリビングに明かるい光を届けたり、家全体の温度差を最小限にすることが可能になります。
桐材の寝室
寝室の床には桐材を採用しています。
桐材は柔らかく温かいという特徴があります。
傷つきやすいためリビング等には向きませんが、素足で過ごすことが多い寝室にはピッタリの床材です。
夏でもサラリとしていて、冬のヒンヤリ感を抑えてくれます。
寝室に併設された夫婦のウォークインクローゼット
ウォークインクローゼット内部も寝室と同様に桐材で仕上げています。
床材や壁材に加えて、収納でも桐材を採用しました。
昔から桐ダンスが使われてきたことからもわかる通り、桐は防虫・調湿効果があるため収納に最適な材木だといえます。
ウォークインクローゼットは住まい手のライフスタイルに合わせて大工さんが棚などを造作しています。
斜天井を活かした子ども部屋
子ども部屋は面積が限られるケースが多いですが、そこで有効なのが斜天井です。
天井の高さが変わるだけで、部屋の広さの体感が大きく変わります。
小屋裏部屋
2階廊下の扉を開けると、さらに階段があります。
小屋裏スペースを作る場合、階段か梯子のどちらかが必要になります。
今回は小屋裏スペースを書斎として利用するため、行き来しやすい階段で設計しています。
小屋裏スペースには造作の本棚を設置。
4m以上の幅がありますので、家族みんなの本やCDが収納できます。
可動式の棚なのでサイズを選ばず収納可能です。
窓辺にはカウンターデスク。
PC作業を想定したデスクには、電源や配線用の穴など必要なものが装備されています。