家を支えるコンクリート基礎。
見た目は地味ですが、耐震強度はもちろんのこと空調にも関わる重要部分です。

家を支える耐震性能

屋根、壁、床などの耐震性が高くなれば、当然基礎にも高い耐震性がないとバランスが取れません。
強度を持たせるためにはコンクリート内部の配筋の太さや間隔などを考える必要があります。
昔の家の場合、コンクリートの立ち上がり(布基礎)があっても、土間部分は土というタイプが主流でした。
そのタイプでは基礎が一体とはいいがたく、強度が不足してしまいます。
強度や土からの湿気の問題もあり、現在は土間のコンクリートと一体でつくるベタ基礎が主流になっています。

ベースポイントでもベタ基礎を採用していますが、1階にLDKなど広い空間があると更に強度が必要なケースが多いです。
しかし、強度を出すために立ち上がり部分を増やしてしまっては、床下エアコンの暖気が基礎全体に巡らせる障壁になってしまいます。
そこで、立ち上がり箇所を抑えるために「地中梁」と呼ばれる補強も行っています。
耐震だけでなく空調まで計算してバランスの取れた基礎を設計することを大切にしています。

基礎内断熱

空調や換気の範囲に床下空間を含める場合、基礎も断熱する必要があります。
基礎の断熱は、基礎の外側に断熱材を張る「基礎外断熱」と、基礎の内側に断熱材を張るのが「基礎内断熱」に分けられます。
基礎外断熱のメリットは施工がしやすく断熱効率が良い点で、デメリットとしてはシロアリ被害のリスクが高いという点です。
基礎内断熱はその逆で、施工性や断熱効率は劣るもののシロアリ被害のリスクが低いという特徴があります。

ベースポイントでは、基礎内断熱を採用しています。
立ち上がり部分とそこから90㎝の範囲の土間部分にフェノールフォーム60㎜を施工します。
断熱効率については性能の高いフェノールフォームを施工することで補完できますので、シロアリ対策を最優先するという考えです。
基礎外断熱用に防蟻処理された断熱材もありますが、それでもシロアリ被害の報告があるのが現状です。
基礎はリフォームが難しい部分ですので、長期間耐えられる仕様にすることが重要です。


基本仕様詳細

各部位のボタンを押していただくと、詳細仕様のページをご覧いただけます。

image/svg+xml 1 構造 2 内装 3 屋根 8 基礎 7 換気 6 空調 4 5 . . . . 1 構造 2 内装 3 屋根 4 5 6 空調 7 換気 8 基礎