壁の仕様についてご紹介します。
ベースポイントの外壁材は、塗り壁仕上げと板張り仕上げの2通りです。
外壁仕上げによって外断熱の構成が変わりますが、断熱性能は同じです。
構成については2パターンに分けてご紹介します。
塗り壁
- 1.左官仕上げ
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塗り壁の仕上げ材は、透湿性、耐衝撃性、高い弾性と耐亀裂性といった特徴を持つSTO社のロータサンという製品を採用しています。
塗り壁をキレイな状態に保つのはもちろんのこと、壁体内の湿気もスムーズに排出することが可能です。
仕上げのトップコートの下は、ベースコート、補強メッシュ、ベースコートがあり全体で4層の構造になっています。
- 2.外断熱EPS100㎜(外張り断熱)
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EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)断熱材が左官仕上げの下地となります。
いわゆる発泡スチロールのような断熱材で、地震の際も家の揺れを吸収することで塗り壁の割れを防止する効果があります。
もちろん、外張り断熱(付加断熱)として断熱性能を高める役割も担っています。
- 3.透湿防水シート
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水の侵入を防ぐ防水性と壁体内の湿気を放出する透湿性を兼ね備えたシートを張ります。
ベースポイントで採用している透湿防水シートは80年相当の高耐久性能を備えています。
屋根に施工する透湿防水シートと一体となるように張りますので、家全体を隙間なく包み込みます。
板張り
- 1.板張り仕上げ
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塗り壁以外の選択肢として、板張り外壁があります。
杉の無垢材や焼杉などからお選びいただけます。
経年変化はあるもののメンテナンスはそれほど必要なく、外観でも経年美化を楽しみたいという方にお勧めです。
- 2.通気層(胴縁)18㎜+15㎜
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仕上げの板材が湿気を放出できるよう必ず通気層を設けます。
水捌けを考慮して板材を縦張りにするため、胴縁を縦・横の2重に施工します。
- 3.透湿防水シート
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水の侵入を防ぐ防水性と壁体内の湿気を放出する透湿性を兼ね備えたシートを張ります。
ベースポイントで採用している透湿防水シートは80年相当の高耐久性能を備えています。
屋根に施工する透湿防水シートと一体となるように張りますので、家全体を隙間なく包み込みます。
- 4.外断熱フェノールフォーム60㎜
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板張りの際は通気胴縁を釘留めする必要があるため、保持力を確保できるよう断熱材の厚みを60㎜に抑えています。
塗り壁のEPS断熱材に対し、より高性能なフェノールフォーム断熱材を採用することで、どちらの外壁仕上げでも同等の断熱性能を確保しています。
共通
ここからは塗り壁仕上げ、板張り仕上げとも共通の構成となります。
- 5.耐力面材 MDF(ハイベストウッド)9㎜
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家の柱の外側に張り、地震の際の歪みを抑制するのが耐力面材です。
ベースポイントではハイベストウッドという耐力面材を採用しています。
ハイベストウッドは、間伐材や解体材を活用して製造されています。
耐震性能はもちろんのこと、透湿性能にも優れ壁体内結露を抑制します。
- 6.断熱材 セルローズファイバー105㎜
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セルローズファイバー断熱材は、回収された新聞等の古紙を主原料に難燃・はっ水・防かび性能等を付加した多機能な綿状の天然木質繊維系断熱材です。
断熱の他に吸音作用、調湿作用、防虫作用などの特徴があります。
- 7.調湿気密シート
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断熱材と必ずセットで必要になる気密性能を高めるため、調湿可変気密シートを張ります。
気密性や防水性を高めるだけでなく、逆転結露を防ぐために室内側へも湿気を放出できるなど湿気のコントロールが可能な製品を選定しています。
- 8.プラスターボード9.5㎜
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石膏ボードとも呼ばれます。
一般的に内装のクロスや塗り壁等の下地材として使用されています。
- 9.自然素材クロス
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新聞紙の再生紙と、木の製材時にでるおがくずを使って作られていて、環境に優しい壁紙です。
自然素材ならではの透湿性に優れ、人にも家にも優しい機能性も備えています。
詳しくは内装の基本仕様のページをご覧ください。
基本仕様詳細
各部位のボタンを押していただくと、詳細仕様のページをご覧いただけます。